連載 第28回 独断と偏見! 間取り・設備のアドバイス ③リビング(前編)

リビングは、家族のかけがえのない思い出を創るための場所でもあります。笑ったり、泣いたり、喧嘩したり、家族みんながひとつ屋根の下で一緒に過ごせる時間は意外と短いものです。二度と戻らない時間、今を大切に過ごしてほしいと思います。
だからこそ、生活の中心となるリビングは、家族が自然に集まってくるような仕掛けが必要なんですね。そのいくつかをご紹介します。
【吹抜け】
人は明るいところに集まりたくなる習性があります。リビングに吹抜けがあると、明るさと開放感が増して居心地がよくなります。床に仰向けになると、高い窓から見える青空とゆっくりと移動する白い雲に癒やされますよ。
高い吹抜けを見上げることで、肺を中心とする呼吸器系が開き、前頭葉や側頭葉が圧迫されず、脳が活性化するとも言われています。
周囲を建物に囲まれているなど、日当たりが良くない住環境でも、吹抜けを設けることで高窓から十分な光を招き入れることができます。
「吹抜けに憧れるけど、冬は寒いでしょ?」と心配される方も多いと思いますが、断熱と気密性能をしっかり担保していれば、冷暖房効率をキープすることができます。
あえてデメリットを挙げるとすれば「音」でしょうか。大音量でテレビを見たりオーディオを聴いたりすると、2階の各居室に響くので、音は控え目にしてください。
【リビングイン階段】
子どもが学校から帰宅して、「ただいま」も言わずに玄関から直接2階に上がってしまわないよう、リビングイン階段を作る家も多いですね。
階段の足音は子どもの心理状態を表す打楽器。階段を踏む足音を聞いただけで、「今日学校で嬉しいことがあったな」「先生に叱られたのかな」とわかるものです。
リビングから見える位置にあるので、手すりの素材や色、厚さなど、階段のデザインにもこだわりたいですね。
階段下のデッドスペースを収納にするのもいいのですが、家族共有のワークスペースにすると、より楽しい会話が生まれると思います。
【薪ストーブ】
薪ストーブは、スローライフを実現するための第一歩です。スマホ、パソコン、テレビゲーム・・・忙しすぎる現代社会で、たまには時間を忘れて家族でアナログな時間を楽しんでみませんか。
パチパチと薪の爆ぜる音、ゆらめく炎を親子で見つめ、自分たちの手で薪をくべる。炎を身近に感じながら、今日あった出来事、将来の夢などを語り合いましょう。
木質ペレットを燃料とするペレットストーブは、薪ストーブよりも安価で手入れもラクラク。煙を出さず、灰も少ないので環境にやさしいのですが、電気は使います。導入したい方は、どこに配置するのがいいのかを考えて、コンセントの位置を決めましょう。
ただ、薪ストーブがお風呂なら、ペレットストーブはシャワーに例えられるほど、体感温度に差があります。特に寒がりの人には不向きと言えるかもしれません。
ほかにも、部屋干しポール兼用のウンテイやボルダリング、大画面のホームシアター設備をリビングに設置すると、子どもだけでなく、親も一緒に楽しいおうち時間を過ごすことができます。
子ども部屋を必要以上に広くしすぎないことも、家族全員が自然にリビングに集まってくることにつながります。
text. 木村 大作
毎年200邸、累計3,000邸以上の住まいを取材する住宅ジャーナリスト。2014年、納得住宅工房で自邸を新築。著書に「失敗しない家づくりの法則」がある。浜松市在住


二世帯相談会
※このイベントは終了しました

完成見学会【富士市厚原】
※このイベントは終了しました

夜の見学会
※このイベントは終了しました

分譲販売会【藤枝市大洲】
※このイベントは終了しました

分譲販売会【浜松市野モデルハウス】
※このイベントは終了しました

土地探し相談会【浜松市野モデルハウス】
※このイベントは終了しました

4棟見学ツアー【富士市】
※このイベントは終了しました