COLUMN

連載第40回 失敗しない家創りの法則 〜まとめ〜

2021.12.15

3月から連載してきた家創りコラムも、いよいよ今回が最終回。長期間ご愛読いただき、ありがとうございました。

最後にまとめとして、失敗しない家創りの重要なポイントを書かせていただきます。



《いい家とは何か?》

・家の満足度は勉強量に比例します。SNSなどで情報を入手し、モデルハウスや完成見学会になるべく多く足を運んで、知識と判断力を身につけましょう。

・家を建てようとすると失敗します。どんな暮らしをしたいのかを考えましょう。

・家はコンパクトに建てて大きく暮らすのが基本。大きすぎると、将来ムダが出てきます。



《大切なお金のこと》

・家族それぞれのライフプランを考えながら、無理のない資金計画を立てましょう。

・住宅ローンは、いくらまで借りられるかではなく、いくらまでなら返済できるかを考えましょう。

・固定金利と変動金利、それぞれにメリットとデメリットがあります。詳しい人に聞いて、慎重に選びましょう。

・県産材利用やZEHなどを対象とした「補助金制度」を有効に使いましょう。知らないと損をします。



《どこに頼みますか?》

・対応が早く、勉強熱心で、本音で何でも言い合える住宅会社を選びましょう。

・他社の悪口を言わない、家創りが大好きなスタッフが集まっている住宅会社を選びましょう。

・すべてにおいて、長所と短所をわかりやすく説明してくれて、選ばせてくれる住宅会社を選びましょう。

・現場がいつもきれいで、大工さんが元気な挨拶をしてくれる住宅会社を選びましょう。

・工期短縮は百害あって一利なし。「いい家」をそんなに早く創れるはずがありません。

・打合せの議事録を毎回きちんと残して、情報を共有してくれる住宅会社は信用できます。



《土地の話》

・子どもの学区優先だけで土地を選ばない。子育て後の人生の方が圧倒的に長いのですから。

・立地条件が悪くても、設計次第でいくらでもリカバーできます。建築家や設計士に相談しましょう。

・土地はなるべく安く買うこと。建物に多く予算をかけましょう。家創りの主役は建物です。

・先に土地を契約してはいけません。住宅会社を決めてから、一緒に土地を見てもらいましょう。



《見えない箇所にお金をかける》

・基礎、構造、断熱など、完成してからでは修復できない場所にお金をかけてください。

・健康で長持ちする家を建てるには、構造・断熱・気密・換気・調湿のバランスが大事です。

・どんな断熱材を使うにしても、きちんと現場で施工することが絶対条件です。

・深い軒をかけて、自然エネルギーを上手に活かしたパッシブデザインを採用しましょう。



《間取り・設備のアドバイス》

・室内の広さは数字ではなく、広く感じられるかどうかが大事。開放感を求めましょう。

・家具をケチると台無し。一生モノの家具で空間を自分たちらしくコーディネートしましょう。

・キッチンを中心に、ぐるぐると回遊できる動線が時短につながります。

・洗面室と脱衣室は別々に創りましょう。

・外構も建物と同時に考えましょう。最初の見積りで外構工事の予算を取っておくことを忘れずに。

・土地も建物も「完璧」はありません。「最良」の家創りを目指しましょう。



《家を長く住み継ぐために》

・被災しても避難所に行かなくて済むように、電力の自給自足ができる防災住宅を創りましょう。

・太陽光電池、蓄電池、HEMSなど、省エネと環境保護を意識した家創りを考えましょう。

・30年後の暮らしまで見据えて、シンプルな構造と可変性の高い間取りを考えましょう。

・家の資産価値を高めるために、最低でも長期優良住宅、耐震等級3を取得しましょう。



text. 木村 大作

毎年200邸、累計3,000邸以上の住まいを取材する住宅ジャーナリスト。2014年、納得住宅工房で自邸を新築。著書に「失敗しない家づくりの法則」がある。浜松市在住

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