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平屋建てブーム発祥、群馬発シンプルな注文住宅実例①/MADURO STYLEの家創り第59回

2021.07.20

前回に引き続き、MADURO STYLEの新しい平屋建てプロジェクト「MADURO STYLE FLAT」始動! ということで、MADURO STYLE群馬を展開し、群馬から全国に平屋建てブームをthinksブランドで仕掛けている翼創建さんで建てられた平屋建てのお宅を取材。群馬までお伺いしてきました。

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今回は、群馬県前橋市にあるSさん邸の平屋建てをリコメンド。MADURO STYLE FLATプロジェクトを納得住宅工房・久保代表とともに立ち上げた、群馬の翼創建・稲津社長。その翼創建のブランド「thinks」の平屋建ての細部について実際にお住まいになっているSさん家族のお宅にお邪魔して取材してきました。そこにはシンプルで、センスの良い、格好いい…地域ならではの平屋建ての新しい生活様式、新しいラグジュアリー…これからMADURO STYLE FLATが目指すべき未来がありました。

「実は他の住宅メーカーと仮契約を結んだ後に、なんだか私たちらしくない家になってしまうかも…という予感がしたんです。ちょうどそんなタイミングで、見学会にお誘いくださったのが、翼創建さんのコンシェルジュ大畠さんでした!」と、翼創建さんとの出会いを語ってくれたのは、Sさん家族の奥さま。

「元々、最初の住宅メーカーが提案してくれていたのは、木のぬくもり溢れるナチュラルなテイストの家でした。主人はそのプランでほぼ決めていたのですが、その“ほぼ決定”を大きく覆したきっかけが、拝見させていただいた翼創建さんが建てた2軒の住宅。1軒目は2階建て、2軒目に見たのが平屋建て。そもそも親から譲り受けた広い土地があり、しかも主人は平屋育ちで、その平屋建てのゆったり広々とした贅沢なアドバンテージを知っていたんです。平屋建てにしようと決意に至るまでに時間はかかりませんでした」。

「平屋育ちだからこそ、2階建ての暮らしに憧れを抱いていた部分もあったんですよ。子供たちも、2階建てがいいなぁ…と。でも、やっぱり見せてもらった平屋建てが、本当に格好良かったんですよ」と、Sさんご主人。
「今は、子供たちも平屋建てに大満足です。思春期に入った中学生と高校生男子2人の子供部屋は奥側ではなく、あえて玄関のすぐ横に設けました。リビングの先の奥側に子供部屋を設けたら、籠ってしまいがちになりそうで、接点が薄くなってしまうので、毎日の出入り口として一番通る玄関横に設けたんです。今は、家族みんなでリビングにいることが多いです。思春期真っ只中の息子たちではありますが、距離感は逆にグッと縮まりました。これも平屋建ての恩恵です」。

理想の平屋を建てるにあたり、どんなリクエストを依頼しましたか?

「桜の木が見えて、季節を感じられるリビング…をお願いをしました。で、たくさんの自然光を取り込むなら、道路に面している南側が一面窓になるのかなぁと想像していたのですが、ご提案いただいたプランは意外にもリビングの南側面は目線よりも高い窓と壁でした。最初は閉塞感があるのでは!? と心配していたのですが、実際住んでみると南側面の上からたっぷり光が差し込んでいます。畑とテラスに面している東側に大きな一面窓を設けたので、プライベートが守られながらも、桜の木と季節を感じる開放的なリビングが実現しました。さらに、廊下を利用した清潔感のある白いランドリー空間と、外からの人目が気にならないように四方を囲ったパティオもお気に入りです。これで、家の中にも外にも洗濯物が干せるように…という私のリクエストも叶いました」とSさん奥さま。

注文住宅にタイトルを付けて写真と文章を入れて、建築雑誌風のカタログを作っている翼創建さんが、今回の取材でSさん邸に付けたタイトルは、「4つのハコ」、そのタイトルのココロを、今回取材にご同行いただいた翼創建・稲津社長にお伺いしました。「4つのハコの1つめが、玄関を入ってリビングに向かうまでの廊下。2つめが、リビングダイニングキッチン。3つめが、ランドリールームとしても使える廊下やパティオ、さらに洗面所やお風呂場などの水回り。そして4つめが、夫婦の寝室。この4つの空間に分けて、ガラリとテイストを変えて、表情豊かな平屋建ての内観に仕上げました。それが、この“4つのハコ”というタイトルの由来です。リビングは開放感、水回りは清潔感、寝室は安心感と、それぞれ適材適所な気分転換が図れる…それぞれハコ同士が喧嘩して、うるさい空間にならないように、極力シンプルに設計しました。空調機器や照明など出っ張るものは、すべてビルトインにして“ハコ”化。このSさん邸は、これから展開するMADURO STYLE FLATのお手本となる平屋建てと言えます」。

外観も「ハコ」状に。土地面積約150坪に対し、建物面積は約35坪。6台停められる駐車スペースや、手入れがしやすい人口芝の大きなテラスなど、地域ならでは贅沢な仕様。

南向きの玄関横のシャッターの中は、季節家電やバーベキューセットなどのアウトドア&アクティビティグッズが収納されたトランクルーム。玄関からの出入りが外から丸見えにならないように、壁を設けた「ひと工夫」も心憎い。

玄関を入ると、まずお目見えするのが、正面の一面窓からの眺め。この抜け感と開放感たっぷりで廊下は、美術館のエントランスような雰囲気。廊下の左側には2つの子供部屋、右側はリビングダイニングキッチンに。

よく見ると、リビングの設計にも細かい「ひと工夫」が。例えば、天井を一部掘って照明を設置。テレビの厚さに合わせて、壁を一部後ろに下げたテレビ台など。出っ張りが外側に出ないように、すっきり見える設計に。さらにテレビの後ろ側は、石のアクセントウォールに。とても高価なソファは、ご主人のご両親からの贈り物。このソファありきで、リビングの設計を依頼。ご主人の一番の憩いの場になっています。

リビングからご夫婦の寝室までの廊下は、清潔感溢れる白で統一。右上にポールがあり、雨の日は室内干し用のランドリールームとしても使用。

石のアクセントウォールがナチュラル&ラグジュアリーな広い洗面台は、まるで高級リゾートホテルのよう。奥の扉から、パティオに繋がります。

洗濯物を干すことができて、しかも外からの視線をシャットアウトしたパティオ。晴れた日には、洗濯物の外干し用のランドリースペースとしても使用。さらに、ご夫婦の寝室からもアクセス可能。動線にも便利なひと工夫が。

ご夫婦の寝室は、シンプルな設計。テレビを天吊りした「下に設置しない」スッキリ空間の創り方も参考になります。

「翼創建のブランド、thinksの本領」と納得住宅工房・久保代表が大絶賛する、直線的なライン取りやディテール。天井まで伸びるハイドア。すべて引き戸にして、壁の間に収納。細かい部分を見れば見るほど、出っ張らせる設計ではなく、引っ込めて、スッキリ見せる設計の「ひと工夫」がいっぱい。

群馬県前橋市で4人暮らしの櫻井さん家族
2019年3月に完成したSさん家族の「4つのハコ」の平屋建て。40代になったばかりのご主人は大手飲料メーカー勤めで、埼玉県桶川市の勤務先までクルマ通勤。奥さまはまだ30代と、ハツラツとしたお若いご夫婦。高校生の長男と中学生の次男は、サッカー部で活躍中。

MADURO STYLE群馬
翼創建(thinks)
代表取締役社長
稲津幸司

space creative 「thinks 」というブランドを立ち上げ、工務店のイメージをお洒落に一新する稲津社長。MADURO STYLE群馬のショールームを併設する翼創建のthinks伊勢崎には、海外の有名高級デザイン家電や海外のハイデザイン住宅ブランド商品が並び、カフェも併設。アルフレックスやミーレ、グローエなどの海外ブランドの正規代理店であると同時に、バルミューダやリーデル、レズレーなどのラグジュアリーキッチンツールも手がける、地域唯一のラグジュアリーライフスタイルのセレクトショップ的な役割も果たす。稲津社長ご自身は数々の同業社長たちから慕われる良き兄貴分的存在。

MADURO STYLE群馬
☎0270-32-8411
群馬県伊勢崎市富塚町221-11(thinks伊勢崎)
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